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2005年 08月 17日
今日は、最近腕時計に目覚めてロレックスなどの高級時計を狙っている方に、衝撃的な映像(画像)をお送りします。
先日、古い雑誌を整理しました。 今でこそ、「パワーウォッチ」だ「腕時計王」だと、時計専門誌が何冊も発売されていますが、ほんの10年くらい前は「モノマガジン」や「Begin」でときどき特集が組まれる程度でした。 これらの雑誌も捨てられずに、たまる一方なので、時計に関する記事を切り抜いてスクラップしていたのです。 そうして見ていくうち、すでに忘れていた驚くべき事実が明らかになりました。 今ここで、お見せします。 今買うなら70~80万円位が相場のロレックス エクスプローラーⅠ(Ref1016)が…。 92年10月の「モノマガジン」では33万円! 同じく60万円位出さないと良いものは買えないロレックス サブマリーナ 赤サブが…。 93年4月の「Begin」では27万8千円! さらに最低200万円は出さないと買えない手巻きのロレックス デイトナなんて…。 93年5月の「Begin」では59万8千円! わずか10年でこの高騰。やってられないっすよ。 買っときゃ良かったっていう話ですが、当時そんなお金なかったしね。 ちなみに昨日紹介した、僕が狙っているチュードル 青サブもこのとおり。 94年11月の「Begin」では8万8千円! …。 くじけずに頑張りましょう。 引き出し開けたらタイムマシンになってないかなぁ…。 *細かい仕様やコンディションの違いで価格はまったく違います。あくまで傾向としてこうだという話なので大目にみてくださいませ。 人気blogランキングに登録しています。皆様のワンクリックが更新のエネルギーです。更新、頑張れという方は⇒こちらをクリック!
by kenichi.ujiji
| 2005-08-17 23:59
| 時計全般のこと
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Comments(11)
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saka-zuu at 2005-08-18 09:35
そうですね、今考えれば驚異的な安さです。
私が就職した頃(10数年前)は、デイトナがそれくらいであったと思います。当時は、「いつかは・・・」と思ってましたが、今や新車1台買えるくらいになってしまいましたね。 最近は、なんとかシードを手に入れたいと思ってますが、まあ、シードならばこれ以上は値上がりしないでしょう、と思いますが。 それにしても、”プレミア”というのは、恐ろしいですね。
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カモン
at 2005-08-19 00:14
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奇遇ですが、私も昨日、約10年前に発行されたモノマガジンの臨時増刊号『ウォッチ・ア・ゴーゴー』をなんとはなしに眺めておりました。
で、見れば、私がいま欲しいと思っているエクスプローラーⅡの初代モデルRef.1655が3つほど載っており、どれも40万円前後。 しかも秒針にドットなしの初期型のほうが安かったです……(コンディションにもよるんでしょうが) 3つとも1970年代製造なので、載っている時点でプレミアはついているんでしょうが、それにしてもこの高騰ぶり。 諸々の事情が介在しているとはいえ、10年ひと昔というのは意外と遠い昔のような気がしましたね
>saka-zuuさん、僕も10年位前に新宿の質屋でロレックスサブマリーナが12万、というの見ました。迷った末、買ってしまおうかと思い、もう一度店に確認に行くとすでに売れた後でした。悔しかったので良く覚えています。
記事では紹介しませんでしたが、シードも以前に比べればかなり上がってます。プレミアで買うのはイヤだけど、待てば値が下がるという気配もないので仕方ない、という感じですね。
>カモンさん、昔の雑誌を見ていると、ロレックス以外はほとんどアンティークの相場はかわっていないことにも気づきます。むしろ今の方が安いものもあります。普通のスイス時計とかロシア製とか国産とか。ロレックスだけがこうもあがっていくと、なんだかうまくやられちゃってる気がしてきます。高くても買うからいけないんだ、とはわかっていますが、そうは言っても下がらないんですからどうしようもない世界です。
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ある時計メーカー勤務の男
at 2005-08-23 13:39
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kenichiさん、はじめまして。
私はある国産時計メーカーで開発を担当しているものです。 多くのコレクションをいつも楽しく拝見させていただいております。 ロレックスの高騰ぶりをお話されていますが、これは、ロレックスを生業としている者たちの価格操作、市場操作、マスコミ媒体などを巧みに利用した賜物であると考えます。正直なところ機械式時計の製造原価は数千円~数万円で作れるものです。どうかみなさん、そこのところを良くご考慮なさって、時計趣味をお楽しみください。
>ある時計メーカー勤務の男さん、業界からのアドバイスということでありがとうございます。
新品でも正規品の価格より高額で売られている…。これはどう考えても異常な状態ですね。これほどロレックスを信奉している国は日本だけ、とも言われますが、海外でも正規品の入手は困難なようです。それもひっくるめて日本の業者が活躍しているんですかねぇ?
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カモン
at 2005-08-24 18:21
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異常ともいえるロレックス人気と、それに伴う価格の高騰ぶりについては、心ある時計雑誌の編集さんも前々から嘆かれておられるようです
しかし読者側にロレックスの特集を望む傾向がまだまだあるので商業誌としては載せざるをえない、というジレンマに陥っているようです 流行は仕掛けられるもの、というのはすでに一部の間では常識と化した感がありますが、仕掛けられた側の大半が熱に浮かされるように流行にのってしまうことがそのような状況に拍車をかけます これはもう、ある時計メーカー勤務の男さんがおっしゃられる『ロレックスを生業としている者たち』だけの問題ではないようにも思えます。表裏一体といったところですね 流行り廃りに関わらず、知れば知るほどロレックス自体は単純に良い時計だと思えるので、このような狂乱にも近い状態など一刻でも早くなくなればいいのですが、ここまでくるとむずかしいでしょうね とはいえ、一時に較べればずいぶんとましにはなっているのでしょうが
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ある時計メーカー勤務の男
at 2005-08-24 22:14
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kenichiさん、
ご返信有難う御座います。 ロレックスを信奉している国は日本が一番だと思いますね。 私のような者から見ても異常な程だと思います。(最近の国産時計が 情けなさ過ぎると言われますと返す言葉がございませんが) 日本の並行輸入業者が活躍と言いますか、暗躍しているのが実情ではないでしょうか?暴言をお許しください。
>カモンさん、昔雑誌で、安くてもおしゃれな時計とか遊び心がある時計を扱っていたのは、時計専門誌ではなく、「モノマガジン」とか「ビギン」でした。時計もその頃は雑貨とかアクセサリーの一種といった趣でした。それが時計専門誌となると、やはり人気の時計とか垂涎の時計の特集っていうことになってしまいますよね。そして心ならずもあおってしまう結果に…。
と言ってもここまでくると本当にどうしようもないです。どうしても欲しい方は、せめていろいろ値段を比較して、現物をみて、はめさせてもらって(ここが大事)本当に気に入ったものを買うようにしたいところですね。
>ある時計メーカー勤務の男さん、日本人のロレックス信奉は強すぎ、と自分から話をふっておいて違う方向の話をして恐縮ですが、なんだかんだ言ってもほとんどの日本人は国産の時計に信頼を寄せていると思いますよ。
僕も国産も大好きです。というより国産の方が好きです。このブログでは登場機会がまだ少なめですが(うちにあるのはデザインがおとなしめのものが多いので…)、所有している7割は国産だと思います。どちらのメーカーにお勤めなのか気になりますが、どこのメーカーもそれぞれ個性があって、決して国産が情けない状況だとは思いません。スイスのメーカーとは目指す方向が異なっているため、あえてスイス製を選ぶ人もいるというだけで、壊れにくくて美しくてしかも手の届く値段でハイクオリティなものと言ったらやはり国産でしょう。個人的には、どのメーカーも、万人ウケしない個性的な時計を勇気を持ってどんどん作っていただけるとうれしいです。勝手なことを書きましたが、20年ほど時計を愛している、いちファンのコメントです。
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80's
at 2011-09-03 10:18
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80年代の質屋には10万円前後のロレックスがゴロゴロしていました。渋谷区の質屋でデイトナが中古品としてひとつは17万5千円、もうひとつは19万8千円で売られていたのを覚えています。
現在はプレミアが付いて100万を超えるなど、当時を知ってる者としてはバカバカしくなってしまいます。おそらく製造原価は恐ろしく低いと思いますよ。
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